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きみの姿は、どこを探してもみつからない。

僕たちは部屋に戻り、疲れた体を床に伏せるけれど、

ここにきみはもういない。



みんなが僕に告げる。

きみは死んだのだと。

恐ろしいヨナの呪いを一身に引き受けて。



孤独だったきみは今、海の中で眠る。

深い海の底で眠る。



さようなら、僕たちの仲間。僕の友。

閉じられたきみの衣装箱に、僕は頬を寄せる。



「君は僕に優しかった」

そう言ってくれたね、最後に…。



大海原をきらきらと輝かせて昇る太陽を、

もう一緒に見ることはない。



海よ、どうか忘れないで。

光の届かない海底でも、彼を照らす灯りを。

彼を導く光を。